映画『海辺へ行く道』公式サイト

2025年 晩夏公開|脚本・監督:横浜聡子、原作:三好銀「海辺へ行く道」(シリーズ全3巻)(ビームコミックス/KADOKAWA刊)、製作:映画「海辺へ行く道」製作委員会、配給:東京テアトル、ヨアケ (C)2025映画「海辺へ行く道」製作委員会

Commentsコメント

  • 監督横浜聡子

    2010年に「海辺へ行く道」に出会った時、もし映像化されることがあるとしたら他の誰にも撮られたくない、と思った(と同時に映像化はいかにも困難な作品だと怖れた)。三好銀さんの描く世界では、種々雑多な人や出来事がごく当たり前に、超然とそこにある。それを多様性と呼ぶまでもなく、世界はそもそもが多様なものなんだと気付く。存在して大丈夫なのだと、いつも励まされる。2024年、幸いにしてこの映画を作ることができたが、まだゴールじゃない。とめどない想像力をたずさえて道を行く三好さんの軌跡を、私はずっと追い続けるだろう。

  • アーティスト三好風太

    原作をなぞるわけでも、かといって蔑ろにするわけでもない、横浜監督の不思議な手つきによって、気づいた時には異界へと誘われていました。その手つきは、ときに軽やかでときに不穏な、劇中のアーティストたちの不定形な振る舞いとも、重なっているのかもしれません。父の遺した物語から出発しつつ、全く違った景色へ連れ去ってくれたことを、とても嬉しく思います。